ニッチレトロゲーム三昧①
- 2016/05/17
- 23:50
メガドライブにパチンコゲーが存在することをご存知でしょうか?
メガドライブには、たったひとつだけパチンコゲーが存在します。
そのタイトルは『パチンコクーニャン』。
熱心なメガドライバーの方でしたら、遊んだことはなくとも名前だけは知っているでしょうか。
今回は『パチンコクーニャン』を購入し、クリアしましたのでご紹介。(購入当初は室内オブジェ要員として遊ぶつもりもなかったのですけどもw)
※...最初に断っておきますが、私は実際のパチンコ屋さんに入ったことがありません。他のハードのパチゲーを遊んだこともありません。以下はパチゲーとしての評価はしておりませんのでご注意を。

主人公の連ちゃん。パッケージのイラストとゲーム画面のドットの折衷案というかどっち基準にすればいいのか迷って描きました。
ぎこちないですが、この後徐々に描き慣れていくので許してほしい。
◆序章◆
さて、このゲームのストーリーは、非常に大ざっぱでバカげています。
ええ、無論、パチゲーに感動の物語とか、哲学とか思想とか求めるのは間違いです。
しかし、手を抜いている風でもなく、わざと狙っているというにも妙に中途半端な雰囲気で、
何かと言えばいいのかわからない奇妙さにあふれています。
...その世界観を表した導入を以下にご紹介。
~取説引用~
『YOKOHAMA・パチパチ中華街』
ラー油の香りと活気に満ちた、ちょっと変わったパチン
コアイランドです。
この中華街、もとはごく普通の中華街だったのですが、
ここに住むある中国人が”パチンコ”に目をつけ、この
中華街にパチンコ店をオープンしたのでした。
するとどうでしょう。アッという間に大人気。パチンコ
店は次々と増え、9店舗にもなりました。
―――と、ここまでは良かったのですが……。
どこからか噂を聞き付けた謎のパンダが現れ、この中華
街を買いしめてしまったのでした。そして自らも、ゴー
ジャスで怪しい魅力を漂わせた、パチンコ店の建設をは
じめたのでした。
その頃からです。
行方不明者が続出するようになったのは……。
「あのパチンコ店に行ったら、二度と帰って来れない。」
街の人々は口々に噂しあいました。
それでも、そのパチンコ店の妖しい魅力に勝てず、行方
不明になる人は後を絶ちませんでした。
とあるウーロン茶屋『恋々』。
ここの主人であるパチンコ好きの陳さんも、パチンコ店
の噂を聞き、YOKOHAMAのパチパチ中華街へ行くと言っ
て出かけたきり、行方不明になってしまいました。
数年後、一人の占い師が予言をしました。
「もうすぐ、あのパチンコ店の力を封じ込める者が現
われる。それは、南方より来る女の子……。」
ここに18才になった、ウーロン茶屋『恋々』の一人娘連
がいます。
「お母さん、私、YOKOHAMAのパチパチ中華街に行っ
て、お父さんを探してきます。」
そう言い残して、連は幼い頃別れた父を探すべく、
YOKOHAMAのパチパチ中華街を目指すのでした。
――――以上。※原文を尊重し、改行箇所まで同じにしました。
どうです?なにか感じましたか?...もうおなか一杯?
私はこのストーリーで、オブジェ用にジャケ買いしたはずのこのゲームの全貌が知りたくなったのです!
一体、YOKOHAMAってどこ?パンダ経営のパチ屋って?そんな親父帰ってきてほしいか?ウーロン茶屋って何?
そもそもどうやって物語が進行していくのか?...等々、もう、やるしかない!
◆ゲーム概要◆
電源を入れ、ゲームを始めると、パチ屋に行く父親を悲壮感たっぷりに追いかける少女のデモが始まります。
帰らぬ父、その影には謎の邪悪っぽいパンダが...
そして謎の占い師に告げられる少女の運命―――

さぁ、おとんを探して三千里!(と思うほど長い長いプレイ時間になりました。。)
オープニングデモが終わり、スタートボタンを押すとこのゲームのメインテーマである軍艦マーチが流れます。非常に強烈な曲チョイス。このゲーム発売当時でもいささか古臭いセンスと思わざるを得ないのでしょうが、そこはわかり易さを優先したのでしょう。はたまた、使い古されたほどのステレオタイプというものは、あきれを通り越して新鮮にすら感じることもある、、という効果を狙ったのか。少なくとも私は後者のような感覚になり、思わず笑ってしまいました。しかし、笑っていられるのも束の間。いつしかこの曲に嫌悪感を抱いてしまっている自分が産まれる事になろうとは思いも寄りませんでした。。
そんなどうでもいいことは捨て置き、ニューゲームを選べばパチンコクーニャンの世界へ飛び込めます。

なんちゃってロゴ&万里の長城。上記の連ちゃんをリファインしました。幼過ぎ?
さぁ、元気いっぱいの18歳・連ちゃんの冒険がいま、始まる―――YOKOHAMAでアイランドなのになぜワールドマップが万里の長城風なのか、誰か教えてくれ...
...タイトルから抜けて、ちょっとした導入も何も無く、いきなり万里の長城を模したワールドマップ画面に放り出されます。
ストーリー仕立てのくせに、どうすれば情報を得られるかという様なヒントは何一つ示されません。
ん?このなげやり感、クソゲーとして愛されている数々の迷作ではお約束の仕様じゃないかぁぁぁ!!(恍惚)
しかし、迷うことはありません。どうせパチンコを打つだけのゲームです。
ワールドマップから入った街にはパチ屋が何件かあります。(パチ屋以外には入れませんので街ををうろついても何らイベントは起こりません。)
各店に違いがあるのかと思われるでしょうが、別にどの店に入っても構いません。
要はどんな台でも打ち止めにすればいいんです。画面に表示された打ち止めノルマをこなせばイベントが起こり次のエリアに行ける仕組みになっています。(全5エリア)
...しかし、これがかなりの苦行で、問題はノルマの数と打ち止めまでに掛かるプレイ時間!!
早くても一台におよそ30分~45分かかります。(最悪2時間。)そしてパスワード制で気軽に中断/再開がしにくい。
そのうえ各町の打ち止めノルマが20~30台!まさに苦行!前述の軍艦マーチが悪夢の曲でしかなくなります。
...しかし、ストーリーの全容を拝むためには覚悟を決めて打つしかない!
攻略のコツは、台ごとの特定のポイント(確実に真ん中の役物?に玉が入る、その台のツボ的なハンドル位置)さえ発見できれば勝ち。逆に、真ん中の役物にハンドルをどう回しても入りにくい台はハズレ台(ハズレを引いた場合はやり直し推奨)。
問題はそのポイントを発見するまで持ち玉が保つかどうか。特に100発しか持ってないステージ最初が鬼門。序盤はこまめにパスワードを聞いていつでもコンティニュー出来る体制をとりましょう。(カウンターの女の子に話しかけるとパスワードが聞けます。)

パスワード娘も描きました。...どの店に行っても彼女が受付にいるので、彼女が黒幕なのか?と勘ぐってしまう。額の石も意味深。。
パチンコに詳しい方なら釘などを見てツボがわかるのかもしれませんが、私は釘なんか見ても何もわからないので常に運でやってました。途中、「つまようじ」や「コイン」を入手することにより、”固定打法”という技が使えるようになります。これにより一度決めたハンドルの位置を不動にできますので、一気に攻略が楽になります。(二章から使えます。)
固定打法で台のツボを発見したら、あとは時間の問題。放置でOK! 勝手に打ち止めになります。
その間、お茶を飲むなりお風呂に入るなり、時間を有意義に使ってくださいね。
※個人的にプリティガールとパレードという台が上記の方法で一番打ち止めしやすかったです。ドラムリールが回る役物の台は無駄に時間が掛かることが多いので効率プレイには非推奨。
...私は最後までこの方法でクリアできたので、以上で攻略は終了。
◆キャラ&ストーリー紹介◆

キャラ絵はゲーム中の顔グラのみで全身はちっこいドットのみで判断するしかなかったけど、だからこそ描きたかったし描いてて楽しかった。
というか公式のキャラデザが見てみたい。折角箱説付きで買ったのに取説にキャラ絵が載ってないんだもんなぁ。
連ちゃんの資料はパッケ絵だけなんだど、これもゲーム画面とディティールが違ってて困る。
では第一章、ツンジェの町。
◆三流学生・コン◆

冴えない系男子。
こういう色気も何もないようなキャラは描き易いですね。カッコよく描かなくて良いのがノープレッシャーなのです。
YOKOHAMAパチパチ中華街で最初に出会うキャラクター・コン君。
いきなりドル箱をぶちまけるドジっこぶりをみせる学ランの男性。しかも自分で三流学生と宣う自虐メンズ。
というか、学ランを着てるという事は高校生以下なんですか?18歳未満は入店禁止のはずですが...
いいえ、安心してください。3浪の苦学生です。18歳以上です。
まぁメガドラのパレット的な理由で黒い学ランを描いたけど、学生だと困るので無理やり3浪と後付け設定したんでしょう。
...にしても普通、学ランでパチ屋に入ろうと思わんでしょがっ
コン君曰く、紅孔雀という女性が連ちゃんを睨んでいたといいます。何やら連ちゃんを疎ましく思っている様子。
連ちゃんは「相手にしないことにするわ」と言いますが、完全にフラグです。
◆最初の敵・べにくじゃく◆

メガドラのパレットの伝統、紫系女子ですね。釣り目。作中唯一のチャイナライバル。
ゲームのイメージに忠実に描けたと思います。
最初のライバルキャラ。ホールでぶつかって口論となり、パチンコ勝負を挑まれます。脱衣麻雀ばりの強引さがイカス。
連ちゃんも、相手にしないと宣言していたのに何の躊躇いもなく売られた喧嘩を速攻で買います。
...と、いかにもゲームっぽい展開でいいじゃん?と思うかもしれませんが、勝負と言っても特別な台も演出もありません。ノルマをこなす延長で無作為に台を選んで打ち止めにするだけで勝ちです。せめてボス戦用の台とか用意したら良かったのに。味気ないことこの上ないです。…専用の難しい台とか出されても面倒なだけですがね。
彼女に勝つと連ちゃんのお父さんの使っていたお手製の『つまようじ』をもらえます。初の手がかりです。
...なんで紅孔雀が親父から楊枝をもらってたのか経緯が気になりますが、コレさえあれば2章で新技”固定打法”が使えるのです。かなり楽チンです。
そしてついに次の街・シャージェへの道が開けます。紅孔雀曰く「妹の”あや”に会いなさい。」だそうです。
妹・あや...って思いっきり日本名やないかい!お前中国人か思てたわ! ...次へ行きましょう。
◆ツンジェの町を去る連ちゃん◆

というか固定打法って、つまようじで実際にどうやるんですかね?お手製とか言ってたし、そもそも通常のものと形が違う?
第二章、シャージェの町。
◆連ちゃんの許嫁!?おぼっちゃいな◆

ゲーム画面では憎めない顔をしていたと思います。
しかし、役どころを考えてもっと嫌な感じのキャラになるように描きました。
シャージェの街でノルマをこなしていると度々現れる、連ちゃんを追いかけるちんちくりんな男・おぼっちゃいな(昭和なセンスやな)。彼は連ちゃんに執拗に求婚してきます。どうやら許嫁の様子。
しかし、当の連ちゃんは超絶拒否!彼女の様子を見るに、許嫁というのはどうやら一方的に決められたの事かもしれません。
なるほど、連ちゃんの家庭は幼い頃に父親が蒸発。女手一つで娘を18歳まで育てた母はきっと金銭面で苦労したに違いありません。そんな中、金を持っていると思しきおぼっちゃいな家の世話になったのでしょう。そうしておぼっちゃいなは可愛らしく育った連ちゃんに目を付け、借金の形に連ちゃんを嫁にもらおうと...とかいう昼ドラなストーリーを勝手に妄想せずにはいられません。
それはさておき、しつこい彼を100tハンマーでたたき伏せると、お父さんの大好きなスルメイカがおぼっちゃいなの懐からとびでてきます!
「これは...!お父さんもこの店に居たのかしら?いったい今どこにいるの...?」と切なく父へと思いを馳せるのでした。...もう何からツッコんでいいやらわかりません。…次。
◆男前な恩人・なな◆

地味なキャラ。特徴という特徴がないキャラですね。。髪型は高橋留美子リスペクトかな?
事務職の女性をイメージしました。給湯室で噂話とかしてそうな。
100tハンマーで叩きのめされようとも、おぼっちゃいなは尚も執拗に連ちゃんを追い回しています。
そこへ現れたのは一人の女性。追い回される連ちゃんを見かねておぼっちゃいなを撃退してくれるのでした。
その優しい姉御は”なな”と名乗りました。
ななさんは連ちゃんを助けたついでに、”あや”という女性に気を付けろと言います。...ハイハイ、フラグフラグ。
なな曰く「あなたは今やこの店の人気者よ。」ということですが、台を次々と打ち止めにしてたら人気者どころか見せに目を付けられて出入り禁止になっちゃうんじゃないの?とか思うのですが。パチ屋の常識はイマイチわかりかねます。
ともかく、あやに目を付けられるのは時間の問題でした。。
◆べにくじゃくの妹にして第二のライバル・あや◆

オレンジ色が鮮やかすぎる系女子。頭に乗ってるのはきっとベレー帽だと思いました。
余談ですが帽子キャラを描くのは苦手です。。
長かったシャージェのノルマをやっとの思いでこなした連ちゃんに、突然のこの物言い(↑画像参照)。
...サイコパスかな?
続けざまに「パチンコで勝負よ!」と畳みかけるように言い放ち、連ちゃんに反論の暇を与えません。
勝負に勝つと、彼女は”あや”と名乗ります。そう、探していた紅孔雀の妹さんです。
そして、折しもここまでの険しいパチンコ行脚で紅孔雀にもらった父のつまようじが折れてしまいました。
そうすると今度は、あやさんが何やら一つのコインを連ちゃんに託します。
「こっ、これは!お父さんがいつもお風呂の順番を決める時に使っていた”太ももチラリマーク”のコイン!」

...なんだっそら!
太ももチラリマークのコイン、ってなかなかパワーワードだと思います^^
ともかく、これで再び固定打法が使えるアイテムをゲットしました。一安心。
そしてあやは言います。「あの人はこれを残してチュウジェに行ったわ...」
続けて「チュウジェに行ったら”あやね”と”ゆきね”っていう双子を探すといいわ。私の妹なの。」
...またしても妹!!!
お前ら姉妹はパチンコ狂いばっかりなのか...。そもそもあやって幼く見えるけど、もっと下の妹がパチ屋に入り浸ってるってことはアンタ二十歳以上なのか?連ちゃんの年齢を律義に設定してたのに彼女らの年齢が不詳すぎる。。かくして、チュウジェへの道が開けたのでした。...次いこ、次。
第三章・チュウジェの町
◆パチンカーの憧れ・ジョー◆

オールバックのナイスガイ。白スーツに青シャツに赤ネクタイという正義の味方カラーなのが良い。
オールバックは誤魔化しが利かないので男前キャラには組み合わせないでほしい...
チュウジェに来て以来、連ちゃんは今までと変わらずとにかく打ち止めの日々でした。
そこへ颯爽と現れた男性・ジョー。ホールのお客たちが噂している謎の男性。どうやら有名人らしい。
連ちゃんがジョーに声を掛けると、「見慣れない顔だな。お手並み拝見と行こうか。」
と、突然にパチンコの腕前を彼に披露することになります。
そして一台打ち止めにするとジョーは「君、なかなかスジが良いな。~」などと、上から目線のセリフを放ちます。
...つかお前、誰だよ?
しかし、どのみち打ち止めを積み重ねていくしかない連ちゃんは、そんな些細なことを気にしてはいられません。
得体のしれない男性に見守られながら、連ちゃんは続けざまに台を打ち止めしていきます。
そして数台打ち止めにしたところで彼はあることに気が付きます。
「そのコインは...!君はあの人の娘さんなのか!?」
どうやら、ジョーは連ちゃんのお父さんのことを知っている様子。
――――、一体お父さんは何者だったのだろう?
各町でパチンコの実力者と思しき人物にこうも一目を置かれているなんて...。
(...と、この時点で私は思ってました。何かの伏線なのか、と。ところがどry)
「あの人はもうこの町に居ないよ。ドンジェに行くと良い。」と父の行き先を教えてくれるジョー。
そうと分かれば連ちゃんも、すぐさまドンジェに行きたいと思います。ありがとう、ジョー。結局お前は何者だったのか
しかし、ノルマという呪縛をこなさない事には次の街に行けない謎仕様。
あと一台、ノルマを残したままです。そうです、まだチュウジェでの苦行は終わりません...!
それに、あやの言っていた妹達に(理由もわからないまま)この町で会わなければならない連ちゃんなのでした。
残酷なノルマと何の伏線にもなっていない物語に翻弄される連ちゃん(とプレイヤー)。
もう折り返し地点は過ぎた!ここまで来たからには引き返せない。
ストーリーは佳境へ。(?)
というところで、
疲れたのでここまでにしたいと思います!無駄に長くなった
長々とこんなことやってどうなの?と自分でも思いますが、万一ここまで読んでいただいた方がいらっしゃれば感謝です。
この記事でパチンコクーニャンに興味を持ってくれれば嬉しいな☆(クソゲー愛好家仲間増やしたいんだよ!)
続きは思い出したころに人知れず更新できたらいいな。...ほんま誰得やけど。

べにくじゃくとあや。
コレは去年描いたんですよね。。ゆっくりしてる間に先越されちゃった。唯一無二の記事になるかな?とか思ってたけど先駆者様がいたんですよねwイエ~イ、見てる?まぁいっか。
では、さようなら。
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